与謝蕪村【月天心 貧しき町を 通りけり】
今日も与謝蕪村です。
このごろ与謝蕪村の句がなんだかものすごく気になるのです。
なぜでしょうか。
私は専門が近代文学ですのでこちらのほうに疎いですが、今回のように少しづつ勉強をしていきたいと思います。
引用しましたのはこちらの句です。
月天心(つきてんしん)
貧しき町を
通りけり
「天心」ってなんだろう?
岡倉天心の天心?とかふざけたことを思いますが、辞書で調べてみると以下の意味があるらしいです。
①空のまん中
②天帝・天子の心
(『角川新国語事典』角川学芸出版、1981年)
この句ではどうやら①の意味で使われていますね。
そうかんがえると、
「月が空のまん中にかかっている夜に、作者が貧しい町を通りぬけた」というような意味になるのでしょうか。
月は秋の季節ですので、この月は秋月ということになりますね。
ちなみに、国立天文台のウェブサイトによると
今年の「中秋の名月」は9月21日だそうです。
21日は晴れるといいなぁ。
今回はこれで
それでは!
読んでくれた方、ありがとうございます!